セラミックス、樹脂、カーボン、フィルムなど素材の機能を保ちつつ、無電解ニッケルめっきの特性を活かします。その他どんな素材でもトライ・試作、承ります。
無電解ニッケルめっきを金属以外の素材に施すことにより、素材の機能を保ちながら導電性を持たせたり、樹脂素材の硬度を上げたりと、無電解ニッケルめっきの特性を生かすことができます。
部品の軽量化や高剛性を目的に、金属以外の材料として樹脂やカーボン材、セラミック材などが装置部品として広く用いられるようになってきました。しかしこれらの部品を用いた時、絶縁性や強度、粉塵など各材料の特性において、さまざまな課題があり、 それを補うことを目的に金属めっきが求められます。そこで当研究所では金属以外の材料にも無電解ニッケルめっきを施すことを積極的に取り組んでおります。まずはお気軽にご相談ください。
セラミックス部品への無電解ニッケルめっきは通常、密着力が悪いという不安定要素があります。 当研究所が開発した独自の工程により、密着の良い無電解ニッケルめっきを施すことが可能です。ただし、セラミックスの成分、焼結条件により仕上がりが異なる場合がございますので、まずはテストをお願いしております。
樹脂は柔軟性、軽さ、加工性に大変優れており、さまざまな分野で使用されております。
しかし、問題点として導電性がない、キズが付きやすい、耐熱性・耐候性に劣るなどが挙げられます。樹脂に無電解ニッケルめっきを施すことで上記の欠点を補って機能を向上させることが可能です。
カーボンは部品の軽量化が実現できるため幅広い業種で利用されていますが、素材自体がもろく、装置内でコンタミネーションの発生に繋がる可能性があります。無電解ニッケルめっきを施すことによって、表面の欠落を予防することが可能です。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)にも処理することができます。